厄除けのご案内
※金曜日は御祈祷、御供養はお休みです
※御祈祷殿にお入りいただけるのは
お申し込みされて御札を
お受けになられた方のみになります。
お連れ様は待合所でお待ちください。
厄除・厄祓い・厄年とは?
■厄除・厄祓いってなに?
厄といっても、突然大きな災いにみまわれるわけではなく、大なり小なり良くないこともあります。そうして毎日少しずつ溜まっていく厄(日常厄)を、こまめに祓ったり、節目のときに祓ったりします。(初詣、節句、七五三などもそのひとつ)。その中でとりわけ重要視されているのが厄年なのです。
節分に厄年の人や年男・年女が登場するのも、厄払いをするためです。厄には災い、苦しみ、災難、不幸という意味があり、災いを除けて無事に過ごせるよう祈願祈祷することを「厄除」「厄祓い」「厄落とし」などといいます。
■厄年ってなに?
厄年は体調の変化も起こりやすい時期・・・
厄年は災難や不幸に遭遇することが多いとされる年齢のことです。
男女で厄年は異なりますが、一般的にみて、体調の面でも社会的役割の面でも大きな変化が起こりやすい年齢のため、現在でも厄年を意識する人が多いのです。
【男性】25歳、42歳、61歳
男性の42歳は「死に」に通じる大厄とされています。
【女性】19歳、33歳、37歳、61歳
女性の33歳は「散々」に通じる大厄とされています。
■厄年は数え年(生まれた時が1歳で、正月がくるたびに1つ年をとる)で考えるため、誕生日前なら満年齢にプラス2歳、誕生日後ならプラス1歳で考えます。
■自分の干支に該当する13歳、25歳、37歳、49歳、61歳、73歳、85歳、99歳を厄年としている地域や、見解の異なる寺社もあります。
■各厄年の前年を厄の前兆があらわれる「前厄」、当年を災いに遭う率の高い「本厄」、後年を厄のおそれが薄らぐ「後厄」といい、厄年前後の3年間は警戒すべきとされています。
■厄年には何をする?
昔から、厄年の人は不慮の事故、けが、病気、流産などに遭遇しやすく、本人ばかりか親兄弟や家族にも影響し、家庭不和や火事などの災いを被りやすいといわれています。
こうした厄から逃れるために、「厄除」「厄祓い」「厄落とし」のさまざまな風習が行われるようになりました。
●厄除け・・・災厄が近づかないよう、強い仏様に守ってもらいます。
●厄祓い・・・災厄をもたらす罪や穢れを祓うために、身を清めたりお祓いを受けたりします。
●厄落とし・・・大事なもの(賽銭やお餅など)をわざと落としたり、ご馳走をふるまって他人に得をさせて自分に損をさせるなど、自ら災厄を作り出し、今後の厄を減らし(落とし)ます。
■厄年の慣習
全国には厄年のいろいろな慣習があります。
●寺院で厄祓いや厄除祈願をする。
時期は地域によって、元旦、旧正月、節分などに行われます。初詣の際、誕生日などの節目や、思い立ったときなど。また、後厄の翌年に「御礼参り」をして、災厄から守ってくださった仏様に御礼をします。
●節分に豆まきをして、厄祓いをする。鬼は厄の象徴でもあります。
●元旦のおとそは、飲む順番を最後にして皆から厄を祓う力を得る。
●正月と小正月、また正月と節分に厄落としをする。正月が2回きたことになるため厄年もお終いと考えます。
●厄除となるものを身につける。肌身離さず持てるもの、長いもの、うろこ模様のもの、七色のものがよいとされる。
●災厄に遭わないよう、できるだけ外出を控えたり行動を慎む。
また、大厄(男性=42歳、女性=33歳)の年齢は、心身ともに疲労する時期と重なります。
体力や肉体も低下しやすいので、これを機に健康診断をするなど、健康に留意するのも厄年の意義のひとつです。